“事業内容を含め、自己紹介をお願いいたします”
佐藤様:弊社は熊本県に本社を置き、総合人材サービス業を展開しています。人材派遣事業を中心に、地元の熊本県から受託した再就職支援プログラムの実施や、製造工場の業務請負のほか小売店の運営・販売代行なども行っています。
私は広報企画課に所属し、求職者様の集客や会社のPR、自社ホームページの運営など、Webマーケティングまわりの業務を担当しています。
久保様:私は広報企画課の統括をしており、求職者様の集客全般と企業PRの戦略に加えて会社全体のDX推進にも携わっています。
今回お話する求人情報サイト「ジョブリード」では、求職者様が案件に直接応募され、その段階で営業担当に引き継ぐため、私たちが重点的に管理しているのは応募までの入り口の部分です。特に求人応募のCPAを重視し、年間の目標を立てています。
“求職者様をどのように集客されていますか?”
佐藤様:自社求人情報サイトの運用や有料媒体への掲載が中心です。Webサイトへの流入経路は、求人情報専門の検索エンジンのほか、最近ではGoogleマイビジネスを充実させています。それに加えて、即効性があるツールとしてLINE公式アカウントを活用しています。
地域に根差した求人情報を提供しているので、2〜3年前までは地方新聞やフリーペーパーなどの紙媒体の広告がよく見られていたのですが、最近はどちらかというとネットがよく見られるようになっていますね。今後はSNS広告にも注力していきたいと考えています。
久保様:WebサイトではWeb接客ツールを導入して、Webサイトの行動履歴に応じたモーダル表示のバナーなどを活用して、離脱防止や応募につながる仕組みを作っています。
LINE公式アカウントでは、友だち登録をしていただいた求職者様にお仕事情報をメッセージ配信して、Webサイト内へ誘導してご応募いただいています。
LIBERO導入の背景
料金プラン改定による従量課金の発生と求職者ニーズに合わせた配信ができていなかった
“LINE公式アカウントを開設された目的はなんですか?”
佐藤様:目的は大きく2つありました。1つ目は、求職者様の利用するコミュニケーションツールに合わせてお仕事情報を届けることです。LINE公式アカウントを開設した4年前までは、お仕事情報をメールマガジン(以下、メルマガ)で配信していましたが、時代の変化に合わせて、配信をLINE公式アカウントに移行しました。2つ目が、求職者様とプッシュ型のコミュニケーションをとることです。求人媒体や自社サイトからの応募を受け身で待つのではなく、積極的にお仕事情報を配信することができるLINE公式アカウントを始めました。
久保様:そもそもメールを使わない人が増えてきていたため、メルマガの開封率が低下していました。また、配信したメールが宛先不明のエラーでメッセージを届けられないこともよくありました。それらの点において、LINE公式アカウントであればアクティブユーザーが多いこともあり、求職者様にメッセージを見てもらえる可能性が高くなると考えました。
“LINE公式アカウント開設時はどのように活用していましたか?”
佐藤様:当初は、LINE公式アカウントに登録されている友だち全員に、毎日2回(昼・夜)お仕事情報を配信していました。メルマガと比べて効果は高く、一斉配信をしていた時でも毎月100件程度の応募をLINE経由で獲得できていました。獲得できていた要因としては、LINEのアクティブユーザーが多く開封率が高い点が、応募獲得につながったと思います。
“LINE公式アカウントの運用でどのような課題が生じましたか?”
佐藤様:主に2つの課題がありました。1つ目は、LINE@がLINE公式アカウントへ移行して従量課金制に変更されたことで、運用コストが増えてしまう点です。有効友だち数が約3000人でその方達に毎日配信していたので、かなりの金額になってしまいます。
2つ目は、メルマガでは求職者様のニーズに合わせたお仕事情報を配信していましたが、LINE公式アカウントではニーズに合わせた配信ができていなかった点です。LINE公式アカウントでは求人情報を一斉配信していたので、全ての方に必ずしも必要ではない情報をお送りしていました。
これらの課題をどのように解消するかを考えた時に思い当たったのがLIBEROです。セグメント配信の機能を使えば必要な方にだけお仕事情報を配信することができるのでコストを抑えて、毎日の配信を継続できると考えました。